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九州教育学会は九州に基盤を置く、教育学者と教育実践家の集まる学会です。

会長挨拶President Message

九州教育学会会長 上薗 恒太郎

 新米会長です、よろしくお願い申し上げます。

 九州教育学会長に選出されて驚きだったとは、事実ですが、前会長もお書きになっていらっしゃいますし、書かないことにします。

 九州教育学会に入会して何年という話を次に書くらしいのですが、曖昧です。最初に学会発表したのが長崎大会で、その後長崎大学に長くお世話になるとは知るよしもありませんでした。最初の印刷された論文がJ.F.ヘルバルトに関して九州教育学会研究紀要第3巻(1975年2月)に掲載されていますから、入会したのは1973年でしょう。途中ドイツ留学で学会費を払い忘れて外れた年がありますが、40年ほどお世話になっています。考えてみれば研究生活の最初から九州教育学会にお世話になっており、こんなに長くと驚きます。九州大学の助手の時に事務局員でしたが、事務局長の小林博英先生がお引き受けになってすぐご病気に倒れられ、いきなり編集委員会や理事会を招集、開催した思い出は、理事として古味堯通会長のもとで選挙制度を改革した以上に、印象に残っています。会議当日朝、お菓子を出すのだと知って慌てた印象です。(茶菓子は今は出していません。)

 書きながら、これはどんな立場であれ、恩返ししなさいということだな、と思いました。どのように恩返しするか、皆さんのご意見を伺いながら進みたいと思います。ご意見のほどお聞かせください。いくつか、思いつく課題を記しておきます。

1.今年新しいのは会長だけではなく、新しく理事会が発足し、事務局長、紀要編集長も新しくなりました。すると最初の課題は、スタートを切るところにあります。これまでに元兼正浩事務局長、竹熊尚夫編集委員長のもとで体制をつくっていただきましたので、出発できそうです。

2.九州教育学会への結集と学会の質を維持するには、大会と並んで紀要が重要です。これまでにだいぶ整備していただきましたが、このところ投稿申し込みと掲載の数に開きがあります。昔のように指導教員が見た上で投稿する前提ではないのでしょう。すると、投稿と掲載との間の育成の機能を、学会として考える必要を感じます。

3.論文掲載に到る育成機能の課題は、教職大学院がふえるにつれて、教職大学院で書かれる論文の受け皿に九州教育学会研究紀要がなり、また質を維持していく可能性をどう構築していくかを含んでいると思います。

4.九州教育学会は、各県を単位として成り立っています。各県の会員に多くご参加いただいて、足腰の強い学会にしたいと思います。大会開催、財政状況の強化にとって、各県の組織体制強化が必要でしょう。2016年第68回大会は熊本県で、69回大会が鹿児島県で開催され、70回の区切りの大会が宮崎県という順番になります。充実した大会と知的に面白い総合部会のために、皆様の研究成果と知恵を寄せていただきたいと思います。

5.地方学会と言うのは東京の発想です。九州はアジア文化圏の中軸になり得ます。九州教育学会が国際的であること、学際的であることによって、質の高さと結集力を誇ることもできようと思います。九州の学会が、内向的にならず、視野を広くもって、明るく道を指し示すよすがになればと思います。皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。



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